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喜連川温泉
早乙女温泉

TEL 028-686-4126

入浴営業時間　9:00〜21:00 （毎木曜日定休）
入浴料金　 ￥700 （16:00〜　￥500）

鹿の湯 からの帰途、気になっていた早乙女温泉に入ってみました。

氏家駅に着くと、発車間際のバスが停車していて、急いで乗り込みます。10分ほど乗った松山東バス停で下車し、道路を少し戻って右手の道（旧街道）に入りますと、稲の生育がいいようで、緑の水田が西日を浴びて光っています。古戦場跡の表示が右手にあり、ここから少し歩いて、喜連川早乙女温泉に着きました。

時計を見ると４時10分。受付の女性に￥500を払ってすぐ奧の浴室に入ります。風呂場は、藁敷きの上に半透明ビニールを張った半露天風呂で、右手に温泉湯のシャワーカラン10、左手に石組の大きな湯舟が設えられてあって、硫黄臭と言うより、アブラ臭漂うお湯が掛け流されています。先客10人がいますが、風呂場内は広く、ゆったりしています。

緑色系に白濁した湯温40℃のお湯は、濃くて新鮮。肌なじみのいいお湯で、虫の鳴き声を聞きながらゆったり浸かれて、いい気持ちです。湯口に近寄ってみますと、アブラ臭さが鼻を突いてきます。このお湯を飲んでみますと、アブラ臭味を伴った強い塩味がします。

女性湯との仕切りの壁には、"早乙女温泉はこんなお湯です"，"お湯は毎日くみかえています"等の表示があります。また、風呂場の外にはテーブルと４脚の椅子が置いてあり、西日を浴びながら、いい気分でくつろぐことができます。

30分ほど経って湯舟を見ますと、光の加減もあってか、コバルトブルー系の白濁色に変化しています。色が変化する温泉との情報はほんとうのようで、個性的ないいお湯に入れてよかったです。

（2004/07/31 16:10)


〔源泉名〕喜連川早乙女温泉
〔湧出地〕栃木県塩谷郡喜連川大字早乙女字弥五郎2114番地
〔泉　質〕含硫黄-Na・Ca-塩化物泉（中性高張性温泉）
〔源泉温度〕73.4℃（湧出地における試験成績）：仕切り壁には64℃の表示
〔水素イオン濃度〕pH 7.4
〔知覚的試験〕無色澄明で硫化水素臭と特異臭および強塩味を有する
〔成分総計〕15.848 g/kg
〔蒸発残留物〕16,510 mg/kg
　　　平成14年6月18日再分析
〔浴場の形態〕男女別半露天風呂
〔公共交通アクセス〕ＪＲ氏家駅より馬頭／喜連川行きバス 松山東下車 徒歩約10分