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那須湯本温泉
湯元 鹿の湯

TEL 0287-76-3098

入浴営業時間　8:00〜19:00 （11月から３月は〜18:00）
入浴料金　　￥400

湯元 鹿の湯は、湯川のほとりに建つ那須湯本温泉のシンボルたる共同浴場。今回も混んでいて、料金を徴収する共同浴場では一番賑わっている、と思ったりします。

脱衣所内に入ると、32庫の脱衣箱は満杯状態。プラ籠に衣服を入れて休憩椅子の横に置き、風呂場を眺めてみますと、温泉道場といった雰囲気が漂っています。

手前、２連の打たせ湯がある洗い湯槽のお湯で掛け湯をした後、お湯をいただきます。ここには、約1.65×1.55m の湯舟２つずつが３列、計６つあって、それぞれに、湯温の違う白濁湯を張っています。

まずは手前、41℃，42℃の湯舟に入ります。入浴客が多いせいでしょうか、実測湯温は１℃ほど低かったのですが、しっとりとして滑らか、やはりいいお湯です。続く中程43℃，44℃のお湯は、やや熱めで、温泉入浴への高揚感が増してくる気がします。

この後、打たせ湯を肩に浴びて小休憩。体からふ〜っと疲れが抜ける感じがして何ともいい気分です。常連のおじいさんが「片鼻を指で押さえてもう一方の鼻孔からお湯を吸い込んで止め、しばらくしてから出すと鼻孔奧の不純物が取れていいよ」と教えてくれました。なかなかうまくいかなかったのですが、一頻り実行した後、次は飲泉。やはり酸っぱいお湯ですが、ほんのりコクがあります。

そして、一番奥の湯舟に入ります。46℃のお湯にはそこそこ入れたものの、48℃のお湯はやはり鬼門で、20秒ほど入ってギブアップ。まだまだ温泉修行が足りないようです。

お湯を上がって外に出ると、涼風が頬を撫でて快い疲労感。いい気分です。


（2004/07/31 12:45 再訪，前回　2003/03/29)


〔源泉名〕鹿の湯・行人の湯 混合源泉
〔湧出地〕栃木県那須郡那須町大字湯本165番地
〔泉　質〕含硫化水素酸性明礬泉
〔源泉温度〕68.4℃
〔水素イオン濃度〕pH 2.5
〔知覚的試験〕無色澄明で酸味及び強い硫化水素臭を有す
〔成分総計〕1.04 g/kg
〔蒸発残留物〕814.8 mg/kg
　　　平成11年2月23日
〔浴場の形態〕男女別内風呂
〔公共交通アクセス〕東野交通バス 那須湯本下車 徒歩約５分