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那須湯本温泉
滝乃湯


入浴時間 　5:00〜23:00 （清掃時間：10:00〜12:00）
入浴料金　　 無料 （元湯通り 民宿の宿泊客のみ）

那須湯本の元湯通りには、鹿の湯，滝乃湯，河原の湯の３つの共同浴場がありますが、鹿の湯を除いては、地元の方と民宿の宿泊客しか入れません。そこで今回、民宿 新小松屋に泊まって、残り２つの浴場に入ってみました。

宿の壁に掛けてある風呂鍵を借りて、先ずは、滝乃湯へ。湯小屋は木造の山小屋風で、きりりとした佇まい。ドアの横のランプに鍵の石の部分をかざすと、ピーっと音がしてドアが開くようになっています。

脱衣所はそこそこ広く、清々しい板張り。脱衣箱15庫，洗面台２つを備えています。

引き戸を開けると、滑り止めの溝を切った板張りの風呂場で、左手に、約1.7×1.6m の大きさの二連の湯舟。そして、右手仕切り壁側に、温泉湯を流した２つの洗い湯槽があります。

先ず、洗い湯漕のお湯で洗顔と掛け湯。しっとりとしたお湯が口の中に入ると、酸味のジュース味で、なかなかいい味がします。

入浴は、灰色の半濁り湯を張った手前の湯舟から。"ぬるめの湯"の表示があるお湯は、いい湯加減の湯温41℃。つるりとして肌触りがよく、新鮮さも十分。う〜ん、いい浴感。いつまでも入っていたくなるお湯です。

奧の湯舟には白濁したお湯が張ってあり、湯温45℃。体の表面からじんじん熱くなってきて、芯まで暖まってきます。そしてこの後ぬるめのお湯に入ってみますと、初め、小さな傷の部分がひんやり。その後は、暖かく柔らかい湯膜が体全体を覆っていい気持ちです。

ここは、鹿の湯ほどの混雑はなく、ゆったりといいお湯を味わえるのが魅力。素晴らしい共同浴場でした。

（2007/02/17　14:15)


〔源泉名〕御所の湯
〔湧出地〕栃木県那須郡那須町大字湯本165番地
〔泉　質〕酸性含硫黄−Ca−硫酸塩泉（硫化水素型）
〔泉　温〕68.1℃
〔水素イオン濃度〕pH 2.53
〔知覚的試験〕無色澄明で強い硫化水素臭および酸味を有する
〔蒸発残留物〕825.8 mg/kg
〔成分総計〕1.031 g/kg (Na:49, K: 11.2, Ca: 109.4, Mg: 65.4, Cl: 43.3, SO4: 414, HCO3: 129.8,
　　　　　　　　　　　　　　　　　　H2SiO3: 156.1, HS: 4.8, H2S: 17.1, CO2: 68.9 mg/kg)
　　平成11年3月15日
〔浴場の形態〕男女別内風呂
〔公共交通アクセス〕東野交通バス 那須湯本下車 徒歩約５分