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高雄温泉
おおるり山荘

TEL 0120-582-865

入浴営業時間　11:00〜15:00 （12〜3月）
入浴料金　 ￥500 （タオル付）

ここの露天風呂には以前無料で入らせてもらったことがあり、気に入った温泉。今回は、リニューアル，有料化後のお湯に入ってみました。

那須湯本から先は左手の登り道を行き、十石荘までは急な登りでぜいせい。少し上るとおおるり山荘まで 800mの看板があって、湯本から30分ほどでおおるり山荘に着きました。以前の露天風呂への入口付近には"高雄湯の川"の石柱と石灯籠が立っていて、その間を温泉湯が流れています。

おおるり山荘は、４階建て白壁、マンション風の味気ない外観ですが、入口の門構えは立派。入って正面のフロントで日帰り入浴をお願いし、入浴料金￥500を払いますと、宿泊客と同じ歯磨きセット入りのタオルをくれました。

右手の通路を進んだ先が風呂棟で、先ず外に小さめの露天風呂、そして内風呂、その先から外に出て大露天風呂があります。この露天風呂は男女別に分かれているものの、以前の無料時代とほぼ同じ場所にあって、相変わらずの広大な景色を望むことができます。

今回、この大露天風呂はかなりぬるくてパスし、手前、小さめの露天風呂に入ってみます。風呂場はコンクリート打ちっ放しで屋根掛け。やや青色がかって見えるほぼ透明なお湯を張っていまず。湯温36℃とぬるめながら、細かく白い湯花が舞っていて、湯面が晴天の日にきらめいて綺麗。新鮮でけっこう張りのあるお湯が体にまとわりついていい気分ですが、お湯がぬるいせいか上がるとすぐ冷えてきます。でも、再び浸かると暖かさが身に染み、ほんわかしていい気分です。

湯口は女性用風呂との仕切り側にあって、エルボ湯口から注がれたお湯を一旦石壺で受けてからオーバーフローさせ、湯舟に注いでいます。飲泉してみますと硫黄臭味で、ややエグミがあります。

続いては館内に戻って内風呂に入ります。床に滑り止めを敷いた脱衣所は木造でけっこう広め。プラ籠が入った脱衣箱33庫、洗面台３、貴重品ロッカー（一部鍵無し？）を備えています。

風呂場はロッジ風で、床はタイル張り。新建材を使った壁が安普請の感があります。でも、風呂場は広く、洗い場にはシャワーカラン10式、窓側に７×3.2mほどの大きな湯舟が広がっています。
なお、風呂場内は強い硫化水素臭が漂っていて、２つの換気扇がうなりを上げて回っています。

エルボ湯口から注がれるお湯は多く、ボイラで加温されたお湯は湯舟内で湯温40.5℃。綺麗に白濁したお湯は、肌なじみがよくて、腕をさすると泡立つ感じがします。体を大きく伸ばすと、登り道を歩いてきた疲れも取れて何ともいい気分。漂う硫化水素の匂いを味わいながら、気持ちのいいお湯を楽しめました。

（2007/02/17　12:05 再訪, 前回は露天湯のみ 2004/07/31)


〔源泉名〕高雄温泉
〔湧出地〕栃木県那須郡那須町大字湯本字高雄135番地
〔泉　質〕含硫黄−Ca・Mg・Na−硫酸塩・炭酸水素塩泉（硫化水素型）
〔泉　温〕40.1℃（気温８℃）
〔湧出量〕800 L/min（自然湧出）
〔水素イオン濃度〕pH 6.1
〔知覚的試験〕無色澄明で微苦味及び硫化水素臭を有する
〔蒸発残留物〕941.8 mg/kg
〔溶存物総計〕1.333 g/kg
〔主要成分〕Na: 55.3, Ca: 108.5, Mg: 44.8, Cl: 44.8, SO4: 359.9, HCO3: 196.5
　　　　　　H2SiO3: 208.1, HS: 2.9, H2S: 28.8 mg/kg
〔浴場の形態〕男女別内風呂・露天風呂
〔公共交通アクセス〕東野交通バス 那須湯本下車 徒歩約30分