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新湯温泉
むじなの湯

TEL 0287-32-2512 （塩原温泉観光協会）

入浴営業時間　7:00〜18:00
入浴料金　 ￥300

奥塩原新湯は、白濁した硫黄泉が素敵な温泉地。以前はバスでのアクセスが可能でしたが、最近は運転を止めており、今回は元湯温泉から徒歩で向かいます。のっけは締まった雪の急坂ですが、しばらく登ると平坦になり、晴天もあって清々しく快適な道です。

50分ほど歩いて新湯温泉に着き、凍った雪の階段を下ると"むじなの湯"で、階段側が雪の壁になっています。

ここは４年ぶりの訪問になりますが、平屋の湯小屋は以前と同様の佇まい。正面左端に入浴料金箱、その右手に女性湯入口の引き戸があって、右端が男性湯入口のアルミドアになっています。

入ってすぐ靴置きがある脱衣所は、以前と変わっていないものの綺麗に清掃されていて、右手に24庫の脱衣箱があります。なお、今回は先客がおらず、貸切状態での湯浴みを楽しめました。

風呂場への引き戸を開けると硫化水素臭が鼻を突き、温泉らしくていい匂いがします。なお、ここは、以前は一つだった風呂場を男女別に仕切ったせいか、仕切りの上方に湯気が滞留しています。

段を下った風呂場は板張りで、右手に沢水の蛇口があり、凍結防止用として常時水を出しています。湯舟は約２×1.7mの大きさ。灰白濁したお湯を張っています。

最初は洗顔兼掛け湯。口に入ると硫黄臭味プラス酸味があり、お湯を肩から掛けると暖かさが身に染みていい気持ちです。

入ったお湯は湯温43.2℃で、この時期いい湯加減。足の細かい傷が染みてくるものの、滑らかで新鮮な暖まり湯で、体にじーんと染みてよく暖まります。
湯口は奧の岩の間からで、そこそこ濃くていい浴感の自然湧出泉。冬のお湯の醍醐味を味わえて満足しました。

（2007/02/05　10:00 再訪，前回 2003/02/10)


〔源泉名〕むじなの湯（自然湧出）
〔湧出地〕栃木県那須郡塩原町大字湯本塩原42番地
〔泉　質〕酸性含硫黄−Al−硫酸塩泉（硫化水素型）
〔泉　温〕59.2℃
〔水素イオン濃度〕pH 2.4
〔知覚的試験〕無色澄明で強い硫化水素臭および酸味・苦味を有す
〔蒸発残留物〕1,797 mg/kg
〔溶存物総計〕1,756 mg/kg（Na: 40.8, Ca: 79.1, Mg: 31.4, Al: 10, H2SO4: 136.3,
　　　　　　　 　　　　　　SO4: 1016.6, H2SiO3: 327.6, H2S: 36.3 mg/kg）
　　平成５年７月20日分析
〔浴場の形態〕男女別内風呂
〔公共交通アクセス〕ＪＲ関東バス 塩原温泉下車 徒歩またはタクシー