ふらり湯巡り TOPへ ＞ 島根県の温泉へ


温泉津温泉
薬師湯

TEL 0855-65-4126

入浴営業時間　5:00〜021:00
入浴料金　￥300

長命館での夕食後、腹ごなしの散歩を兼ねて薬師湯に入浴してみました。

ここのお湯は、明治５年の浜田大地震の時に自然湧出した温泉で、震湯と呼ばれています。また、各宿に分湯している湯元とのことです。

明るい脱衣所には脱衣箱が16庫，鍵付きロッカーが８庫あって、薬師湯の名を記した木製ベンチと天井の三翼扇風機が印象的です。

風呂場は温泉成分で薄茶色にコーティングされていて、湯舟の縁からたれ落ちる泥流のような温泉成分が目を引きます。また、ここにはシャワーカランが３対、カランが２対あり、洗髪をする入浴客は、泉薬湯よりいいでしょうね。

湯舟は、約 2.3×1.4mの小判形。窓側の縁に大石を据えてあって、オベリスク状の２つの大石の中央にナマズの湯口と禁煙マークの注意札があります。灰皿がある広い露天風呂では煙草を吸いたくなる私でも、内風呂では考えられないのですが･･･

青緑色がかった褐色のお湯は肌なじみがよく、湯温も41.7℃と いい湯加減。入って少し経つと、一寸うとうとしてきます。泉薬湯ほどの強烈な浴感はないものの、ここもいいお湯です。また、鯰の湯口からのお湯を飲んでみますと、塩気が強く、金気臭味、味の素を多く入れた感じのスープ味がします。

外には花籠を抱えたビーナス像が飾ってあり、建物の外観と共にレトロな雰囲気の共同浴場でした。


（2005/04/29　18:30)


〔源泉名〕薬師湯温泉
〔泉　質〕Na・Ca-塩化物泉
〔源泉温度〕45.8℃
〔成分総計〕8.58 g/kg
〔ラドン含有量〕10.5×10^-10 Ci/kg
　　平成15年8月28日分析
〔公共交通アクセス〕ＪＲ温泉津駅下車 徒歩約14分