ふらり湯巡り TOPへ ＞ 島根県の温泉へ


温泉津温泉
泉薬湯

TEL 0855-65-2052 （長命館）

入浴営業時間　5:30〜20:30
入浴料金　￥300

温泉津温泉の宿、長命館に入り、お茶を飲み、温泉まんじゅうを食べて一服後、下駄を履いて 元湯温泉"泉薬湯"に入りに行きます。

脱衣所の状差しには温泉分析書が差してあって、先ずは一枚いただきます。
ここには２０庫の脱衣箱があり、右手、風呂場入口の小棚には、地元の常連客の入浴用具が隙間なく詰め込まれています。

三段の階段を下った風呂場には先客が４人。床は温泉成分の付着で赤茶けています。湯舟は、左から座り湯，これと繋がったぬるい湯，そして熱い湯があって、開口で繋がっています。

先ずはぬるい湯。ぬるいとはいっても湯温は44℃あって、けっこう熱め。でも、何回か入ると慣れてきて、それほど熱さを感じなくなります。
ほんのり青色がかったお湯は、けっこう人が入っているものの新鮮。熱めのお湯が体の芯までしみ通る感じがします。座り湯は、縁に付着した成分の張り出しが腰を刺激するものの、足を伸ばして無念無想、いい気分です。

そしてラストは熱い湯。湯温は46℃を超えていて、すぐ足首から痺れてきますが、ここも何回か入ると、短い間ですがすんなり入れるようになります。湯口からのお湯を飲んでみますと、塩味、金気臭味のスープ味で、先にお湯をいただいた 小浜温泉 に比べて塩味が勝る感じがします。これは、宿で温泉まんじゅうを食べたせいがあるかもしれませんけど･･･。
湯上がりは、汗がたんまり出て熱い､熱い。向かいにある飲泉塔"吐泉龍"の周りを散歩した後、宿の前のベンチで夕涼み。ようやく落ち着いてきました。

翌朝は５時半に起床。５時４０分に入りに行きますと、先客がもう８人いて賑わっています。

湯温は昨日とそれほど変わらないものの、熱い湯は紺色、ぬるい湯は黄緑色の濁りを呈しています。この色も、人が入るにつれ、時間が経つにつれて少しづつ変わって行き、このあたりも興味津々のお湯です。味も少し変わっていて、塩味が強い味の素スープ味がします。

入らせてもらったお湯はやはり新鮮で、体の芯まで暖まってきます。地元の方、宿泊の方と語らいながら、いい気分の朝湯を楽しめました。

（2005/04/29　16:00)


〔源泉名〕元湯温泉
〔泉　質〕Na・Ca-塩化物泉
〔源泉温度〕49.6℃
〔成分総計〕8.23 g/kg
　　平成15年2月14日分析
〔浴用適応症〕慢性関節リウマチ，慢性筋肉リウマチ，神経痛，神経炎他
〔飲用適応症〕慢性胃カタル殊に胃酸減少症，胃腸アトピー，貧血症他
〔浴場の形態〕男女別内風呂
〔公共交通アクセス〕温泉津駅下車 徒歩約15分