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三瓶温泉
湯元旅館

TEL　0854-83-2215

宿泊料金　\8,700 （二食付）

湯元旅館は、志学薬師湯の先、奧の湯入口バス停から渓流沿いの道を少し登った場所に建っています。ここは、泉源に一番近い宿とあって、豪快な掛け流しのお湯が魅力です。

通された部屋は、２階の"さくら"八畳和室。椅子一つを置いたベランダが付いていて、下方には浴室棟、正面にアーチ橋が見えます。お茶を飲み、お茶請けの柏餅を食べて少し休んだ後、お湯をいただきます。

岩風呂にはご夫婦が入浴中で、先ず隣の家族風呂に入ります。
縁が薄茶色に染まった小さな湯舟には笹濁りのお湯が張ってあり、足先を底に着けてみますと湯花がたっぷり沈殿していてびっくりします。
また、体を沈めてみますと大量の湯花がに舞い上がって、お湯の色も赤銅色に変化します。凄いなと思わせる光景で、見ているだけでもわくわくします。お湯は、湯温35℃とぬるめでしたが、柔らかくて肌触りのよさがあります。

岩風呂では先客が長湯を楽しんでいて、やきもきしながら部屋で待ちます。廊下を歩く足音が聞こえてきて、出たことがわかり、早速お湯をもらいに行きます。

脱衣所にはプラカゴが３つと洗面台が２つだけでシンプルですが、貸しタオルを重ねて置いてある点がよかったです。

岩風呂は、趣のよさに加え、豪快さを併せ持っています。
左手いっぱいに岩が積み重ねてあって、石灯籠とたぬきの置物がいいアクセント。窓を開けると新緑の草木が見えて、半露天風呂といった感じがします。

そして、凄かったのが湯口からの湯量の多さ。源泉は階段状となった流路から轟々と流れ落ち、湯中のエルボ湯口からもお湯が出ていて、掛け流されたお湯が渦を巻いて二つの排湯口に吸い込まれて行きます。

笹濁りのお湯は36℃とぬるめですが、やはり肌触りがよく、いい気分でお湯に浸かれます。また、湯中のエルボ湯口に背を置くと、泡立ち感があっていい気持ち。源泉湯のジャグジー、よかったです。

☆ 食　事

６時５０分からの夕食は１階の食堂でいただきます。
客数はわたしを含めて３人です。
献立は、
・石見そば
・こごめのマヨネーズあえ
・茸・筍・ゼンマイ・ワラビの煮物
・こりっとしたハマチの刺身
・焼き物は白身魚と干物
・山菜の天ぷら
・鍋は、茸・野菜がたっぷり入った鴨鍋
そして、デザートとしてグレープフルーツと苺が付きます。
先ず、そば好きのわたしには石見そばがグッド。鴨鍋もあたたまって美味しく、全部いただいてお腹いっぱいになりました。

翌朝の朝食は７時50分から。献立は、焼き海苔，温泉玉子，大根おろし，おひたし，蒲鉾，梅干しと一般的でしたが、普通のご飯の他に芹ご飯が出てきて、これが美味しかったです。

（2005/04/30　17:15 Check-in)


〔源泉名〕志学温泉（自然湧出泉）
〔湧出地〕鳥取県東郷郡三朝町山田151字築瀬
〔泉　質〕含塩化土類食塩泉（低張性緩和性温泉）
〔湧出量〕2,500 L/min
〔泉源数〕５カ所
〔泉　温〕39.2〜42℃
〔外観及び臭味〕殆ど無色透明，炭酸臭あり，微に鉱味・塩味あり
〔浴場の形態〕岩風呂，家族風呂
〔公共交通アクセス〕石見交通バス 奧の湯入口下車 徒歩約２分